赤羽・フュージョン その2

ネットの地図を頼りに、赤羽駅から目的地まで歩いていく。10分ほど歩いたところに、そのテナントビルはあった。
おやおや、すぐ近くに子供が普通に遊んでそうな公園がある、住宅街の中にあるではないか。んまあ、住宅街のど真ん中の風俗というのも、風情はあるがね。
そのテナントビルには、沢山の風俗店が入っていた。キャバクラ的な店もあるようだ。ピンサロなのかヘルスなのか分からないが、30分5000円とかのフュージョンよりも高い値段の店の看板もあった。これは、ひょっとして、棲み分け?フュージョンは一番低価格低品質の店であるという。だとしたら、ヤバイな。同じテナントビルで同じ業種で価格が異なる場合、そのパターンが多い。そうはいっても、2000円だから、たとえとんでもないのが出てきても、もう、やむをえまい。ええい、入るぞ。
エレベータに乗って、上に上がる。
エレベーターの扉が開くと、目の前が店だった
小さな賽銭箱のようなオモチャが置いてある受付があった。その机には、当店は客引きは使ってませんみたいな事が書かれてあった。そりゃ、こんな住宅街の真ん中じゃあねえ。
誰も居なかったが、すぐに店員がやって来た。
店員は20代か30代だと思われる男であった。
スマホを見せて、15分2000円のキャンペーン価格でいける事を確認。
2000円を払うと、すぐに中のフロアへと案内された。フロアへの入口には扉は無く、カーテンが掛かっているだけである。
この店は中々特徴的な構造であった。
フロアに入ると1本の道がある。10メートル程だろうか。入口を背にして、右手の方は、廊下の両サイドに黒いカーテンが掛かっている。そのカーテンを開けると、客室なのだろう。左手の方は、スタッフや嬢のいる部屋へと続いているようだ。
通常のピンサロとは違って、他の客や従業員に見られる心配が無いのはいいね。完全に個室にしてしまうと風営法とかに引っ掛かるが、カーテンで見えなくしているだけならいい、とかいう事なのかな?
客室は6つくらいだろうか。
クラブのような音楽がかかっており、薄暗く、照明もやはりクラブっぽく怪しい雰囲気。
外が青空と言う事を忘れさせる。
店員がカーテンを開け、中で待つように言われる。
中にはソファーと小さな机があり、灰皿と消毒液?と一応ドリンクのメニュー表が置いてあった。
ソファーは三人座れるくらいの幅である。嬢が横に座ってやるのかな?狭いねえ。
10分程待っただろうか。嬢がやって来た。

続く

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