歌舞伎町・ポチャカワ その2

初めてのデリヘルに興奮しながら歩く。が、迷った。
地図にマークしている場所に着いたのだが、そこにはカフェがあった。
『貸会議室』と書かれている看板もある。
貸会議室がデリヘル用の部屋になっているのかも、歌舞伎町ならありかねない、などと考え、カフェに入り、店員に尋ねる。
レンタルルームと会議室は全くの別物だと、普通に考えれば分かるのだが・・・。
小生、相当頭がパニくっていたのだろう。
小生「あの、ここって、レンタルルームですか?」
すると中年のカフェ店員「あっちだよ。向かい側。ホンっと話聞いてないなあ」
話聞いてない?さては、このカフェ、デリヘル客が頻繁にレンタルルームかと思って訪ねてきている?
う~ん、実に歌舞伎町だ。
向かい側のビルの表札に、渡された地図に書いてあるレンタルルームの名前があった。
エレベーターに乗っていく入ると、受付にバンドマンっぽい男の店員。
小生「あの~さっき、お店から電話来ましたよね?」
すると店員、なんか怯えたような表情。
何故だろう?レンタルルームなど、デリヘルご用達だろうに・・・。
店からは電話は来てないのか?
とにもかくにも、受付はしてもらえた。
1500円を払い、店内へ。
扉を開けると・・・う~ん、狭いねえ。
ビニールむき出しのベッドに枕が置いてあるだけ。
デリヘル嬢は、派遣される場所がレンタルルームだと、客層が悪い事が予想されてうんざりするらしいが、2000円のデリヘルなど最底辺なのだから、慣れているだろう。
ここで、指示通り、店に電話を掛ける。
すぐ来るとの事。
奥の小さなシャワー室へ。
通常デリヘルは嬢と一緒にシャワーに入って、嬢に念入りに洗われるものなのだが、ここはシャワーは自分で浴びる。
30分2000円となっているが、最初の10分は客が一人でシャワーを浴びる時間だそうだ。
つまりそれ、実質20分だろ、と思うがそれが風俗クオリティー。
しかし、それは、客を信頼してこそ出来る事。
性善説の風俗だねえ。嬢は不安は無いのだろうか。
念入りに息子を洗い、ベッドに座る。
この、嬢を待つ時間はいつでも楽しいモノである。
ポチャカワって名前から、嬢の体型に予想はつくが、小生はデブ専では無い。
しかし、余りに性欲が暴走し、ひたすら若いのが来るのを祈っていた。(こう考えると、デブ専は得なモンである。自分の欲求ストレートな嬢と低価格で遊べるのだから)

コンコン

ドアはノックされた

続く

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