扉から中に入る。
ピンサロの御多分に漏れず、薄暗い店内である
さっきの物腰柔らか店員とはうってかわって、コワモテの店員が待ち構えていた。
そこで、手をアルコールで消毒するのはいいのだが、その後うがいを指示された。
う、なんか、気分が悪い。
小さな紙コップの中に黒い液体が入っている。
薄めたイソジンだろうが、ピンサロで出されたものを口に入れるのは抵抗がある。
(そんなんで、よく風俗行けるな、と突っ込まれそうであるが、人間の心は不条理である)
コロナ対策を徹底しているという点では、それは素晴らしいのではあるが。
ピンサロは風営法上は飲食店であり、飲み物を出す店もあるのだが、飲んだ事は一度も無い。
昔はキャバクラのように、女の子にドリンクを買ってあげる形式の店もあったようだが、今はそんな店は絶滅危惧種だろう。
話が逸れたが、どうしても風俗のモノは不衛生というイメージが拭えず、紙コップのイソジン、口に入れたくなかったが、是非に及ばず、うがいする。
それを、シンクのようなモノも無いので、大きな水筒のようなモノに吐き出す。
うえ~、気分悪い。
その時、店の嬢であろう女が、横から歩いてきた。
その時、コワモテ店員が「あ、ちょっと下がってください」と言ったのだろうが、
小生、なんか勘違いして、前に進んでしまった。
そしたら「ちょおっとお!下がってって!」と怒鳴られた。
おおお?顔の印象通りに、気性が荒い。
ちょっと偏見だけど、風俗店員とか、元ヤクザとか多そうだけど、この店員も?
なんか、さっきのイソジンとこの店員の態度もあり、この店はこれで最後にしようと思った。
薄暗いフロアの奥の方に案内される。
何となく、橙色の雰囲気がするフロアである。
仕切りの低いボックス席が6つくらいあっただろうか
小さめの箱の店である
この店のボックス席の仕切りは低いので、隣の席の客が見ようと思えば見えてしまう。
隣の席には、爺さんがいた。
そこに着いている女の子は・・・若くて結構可愛い!
これは、女の子のレベルに関しては、期待できるのか?
ワクワクしながら待っていて、嬢が来た。
続く
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